ネットリサーチサービス「DIMSDRIVE」で行われた「ミネラルウォーター」に関するアンケート調査(5,202名回答)より、水道水の利用率に関係したアンケート結果を抜粋しました。
水道水そのまま … 45.0%、
ミネラルウォーター(ペットボトル) … 24.6%、
水道水(蛇口につけるタイプの浄水器) … 18.8%
全体の平均では、半数弱の人が家で水道水をそのまま飲んでいるようです。
なお、この調査では関東の飲み水としての水道水利用率の低さを指摘していて、郊外になるほど飲み水としての水道水利用率が高い地域格差がある結果も出ています。
東京都水道局が2015年に実施した、生活用水のうち家庭用水の使われ方についての調査結果をご覧ください。
風呂 ・・・ 40%
トイレ ・・・ 21%
炊事 … 18%
洗濯 ・・・ 15%
洗面・その他 ・・・ 8%
参考元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/mizukokudo_mizsei_tk2_000014.html
上記のデータを見ると、飲み水としての使用は炊事の中に含まれることが分かります。
全体の半数以上の人は、そもそも家で水道水をそのまま飲まないことや、洗い物を含めて料理では多くの水を使うことを考えれば、水道全体での飲み水使用率は全体の中で1%を大きく下回っていることが想像できます。
世界一安全な飲み水を提供する日本の水道局ですが、ごく一部しか飲み水として使われていないのは寂しいですね。
飲み水としての水道水使用率は低くても、水道から出る水を口にしても安全なのは非常に心強いです。
飲み慣れていない日本人が海外旅行に行って現地の水道水を飲むとお腹を壊しやすい有名な話があります。
海外では現地の水道水を飲まないように気をつけても、飲食店で注文したソフトドリンクに入っている氷が水道水でお腹を壊すことがよくあります。
また、もし飲み水が危険だったら小さい子供をお風呂に入浴させるのも危険ですし、水洗いした野菜でサラダを作るのも躊躇してしまうものです。
水道水をコップに入れて直接飲むことは少なくても、水道水を安心して飲める環境は安心で快適な暮らしに大きく貢献しています。
また、家では水道水を飲まなくても、飲食店では水道水を使った水を飲んでいる人が非常に多いです。
もし、水道水を飲む危険性があったら、外食に行った時にソフトドリンクが必須になってしまいます。
ペットボトルのミネラルウォーターや家庭用ウォーターサーバーの普及で水道水を飲む人が少なくなっていますが、安全な水が出なくなったら生活インフラが大きく乱れてしまいます。