日本の安全な水道水
水はどんな役割を担っている?生き物との関係や重要性
水は、人間だけでなく生き物にとっても絶対に欠かせない存在です。その役割や重要性について、水を摂取する必要性について詳しく解説していきます。

生き物にとって必要不可欠な水について

 

私達に必要不可欠な水

 

水は、人間にとって不可欠な存在です。
私たちの生活において、水は飲み物や食事の調理、衛生環境の維持など、多くの面で重要な役割を果たしています。
改めて人間や生き物と水の関係について詳しく見てみましょう。

 

人間と水の関係

 

私たちの体の約60%は水で構成されています。

 

水は私たちの体内で重要な役割を果たしており、細胞や組織、臓器の正常な機能を維持し、体温調節や栄養物や酸素の細胞への運搬、代謝産物の排出などを行なっています。
さらに、水は消化や循環系の機能をサポートし、血圧を維持したり粘膜を保護したりする役割も果たしているのです。

 

人間は水を取らないと駄目?

 

水は私たちの生命を維持するために欠かせない存在です。

 

あまり意識したことはないかもしれませんが、排泄や発汗以外にも、日常生活での呼吸や皮膚からの蒸発などによって水分を失っています。
無意識のうちにどんどん失われてしまうので、のどが渇かないとしてもこまめに水を摂取しなければなりません。

 

水分が不足すると、脱水症や熱中症の症状が出始め、心身ともに大きなダメージを受けてしまいます。
約20%の水分が失われてしまうと、生命が脅かされるような重篤な状況に陥ります。
最悪の場合には死に至ることもあるのです。

 

脱水症状が起きるとどうなる?

 

体内の水分が減少すると、血液の循環が低下し始めます。
脱水症状の初期症状は、のどの渇き、倦怠感、めまい、微熱、立ちくらみなどです。

 

これにより、臓器や組織への酸素や栄養物の供給が減少し、体の機能が低下します。
重度の脱水症状では、意識障害、手足のしびれ、不整脈、循環不全などが生じるかもしれません。

 

こうなってしまっては遅いので、水分補給はしっかりと行なうようにしましょう。

 

災害時に必要な水の量

 

動物と水の関係とは

 

人間だけでなく、動物にとっても水は生命維持に不可欠な要素です。
動物の体内は、私たちと同様に水分で構成されており、多くの生体機能に水が関与しています。

 

動物の体内における水の働きは、人間にとっての水の働きとほぼ同じです。
主に体温調節や栄養の吸収、代謝産物の排出、消化や循環系の機能、細胞や組織の維持など。
動物にとってもなくてはならない存在なのです。

 

命がけの水分補給

 

野生の動物は、川や湖、水たまりなどの水源を求めて移動することがあります。
ときに命の危険を冒してまで水を飲みに行く草食動物を、テレビやインターネットの動画などで見た経験があるのではないでしょうか?

 

動物と水の関係は多岐にわたりますが、水がない環境では動物たちが生き残ることはできません。
水を飲むということは、動物たちにとっても極めて重要な行為なのです。

 

生き物にとって水は不可欠

蛇口から溢れる水

人間も動物も、水がなくては生きていけません。
水源を巡る争いが起きるほど、生き物が生きる上で必要不可欠なものです。
動物の諍いばかりがクローズアップされがちですが、動物だけでなく人間同士でも水の取り合いで戦闘行為が起きることも。

 

蛇口をひねれば清潔な水がすぐに出てくるのは、何よりも恵まれたことなのです。
水資源の重要さやかけがえのなさを再確認し、無駄遣いをしないように心がけましょう。